本日は、朝からきつめの風邪を引いてしまったため、経営において非常に重要な「重大ジャッジ系のタスク」をあえて全て後回しにする決断をしました。
経営者にとってスピードは命ですが、万全ではない状態で無理に判断を下すことは、深く思考が回らず「論理の飛躍」や「致命的な穴」を見落とすリスクに直結します。「今日は決断しない」と決めることも、会社を守るための重要なリスクヘッジです。
その代わり、簡易な判断で進められる業務や、未来への投資に時間を割きました。その一つが、スタッフ(椚さん)に対する「賃貸物件検索(仕入れ)の仕組み化」のOJTです。
私がトップダウンで指示を出すのではなく、スタッフ自身が「プロの投資家と同じ思考回路」で物件をスクリーニングできる状態を作るのが目的です。本日のOJTでは、以下の4つの視点を徹底的に伝えました。
1. 徹底した「確認(ファクトの裏付け)」 ネット上の「RC造」という表記や高利回りという数字を鵜呑みにせず、建物の面積や駐車場台数から矛盾点を見抜き、自ら裏付けを取る癖をつけること。
2. 「フレームワーク(前提条件)」の区別 「区分マンション」と「一棟収益」では、出口戦略や市場のフレームワークが根本的に異なります。同じ土俵で比較しないという大前提を共有しました。
3. AIには分からない「現場の一次情報」 データ上のスペックが良くても、最終的には地元の不動産会社へのヒアリングなど「現場のリアルな雰囲気や客付けのしやすさ」という一次情報を取りに行く泥臭さを仕組みに組み込みました。
4. エリア特性と「リスクの解像度」 利回りだけでなく、「1階テナントの賃料ボラティリティ」や「人口減少エリアの賃貸需要の弱さ」など、隠れたリスクを言語化して評価する視点です。
トップが万全の状態でなくても、スタッフ一人ひとりがこの「プロの基準」で動き、優良な案件を拾い上げることができる。そんな強靭で再現性のある組織を目指し、引き続き仕組み化を進めていきます。