10月28日日報 なぜ「クレーム電話」の分析に時間を費やすのか?

「社長の仕事は未来を作ることだ」とよく言われます。 もちろんその通りです。

本日も「福岡宿」のモデルチェンジ分析に2時間を費やし、提携先とマンスリー事業の「新しい仕掛け」について深く協議しました。これらは事業の未来を作る「攻め」の業務です。

ですが、それと同じくらい大切にしていることがあります。

本日、私は顧客からの過去の電話対応履歴を全て洗い出し、その分類と分析にかなりの時間を費やしました。 「社長がそんな現場作業を?」 「非生産的では?」 そう思われるかもしれません。

ですが、ここにこそ「会社の今」と「未来のリスク」が詰まっていると考えています。

弊社は私とアルバイト6名の会社です。私がボトルネックになりやすいのは重々承知しており、金融機関様からも常々ご指摘いただく点でもあります。

もし、「新規顧客の問い合わせ」の電話に私が出られず、対応が遅れたら? それは、そのまま「機会損失」につながります。 もし、「既存入居者様のクレーム」の電話に誰も適切に対応できなかったら? それは、一瞬で「信頼失墜」です。

だからこそ、分析しました。 そして、「英語対応フロー」と「クレーム緊急度分類ルール」を本日、策定しました。 **「社長(私)がいなくても、現場が最高の対応ができる仕組み」**を作る。 非常に地味な作業です。ですが、足元がぐらついているのに、高いところには登れません。 「攻め」の投資をするためにも、この「守り」の徹底が不可欠だと認識しています。

朝イチで金融機関様と話し、日中は現場の「今=クレーム」と向き合い、午後は未来の「価値=福岡宿」を深掘りする。

派手さはありません。 ですが、課題から逃げず、現実を分析し、仕組みで解決する。 「住」と「旅」を通じて人の幸福に貢献するとは、こういう日々の積み重ねだと信じています。